グラフィックデザイン専門学校
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グラフィックデザイン専門学校とは
「グラフィックデザイン専門学校」についてご紹介します。
グラフィックデザイン専門学校は、ポスター、広告、看板、ロゴ、商品パッケージといった「グラフィックデザイン」を生み出す「グラフィックデザイナー」を目指すことができる学校のこと。グラフィックデザインに関する専門的な表現技術・知識だけではなく、企画力を身に付けることができるため、「ヒット商品の誕生にかかわりたい」と考えている方にもおすすめです。
グラフィックデザイン専門学校の特徴をはじめ、勉強内容、受験方法、将来像について詳しくまとめました。
目次
グラフィックデザイン専門学校の概要

グラフィックデザインの大きな特徴は、自分の創造・主張をかたちにするアートとは異なり、宣伝、販売促進、ブランディングという明確な目的のために制作されることです。
商品と消費者をつなぐ架け橋となったり、何らかの課題解決をする過程の一部分を担ったりするのがグラフィックデザイン。そのため、グラフィックデザイン専門学校では、「どうしたらクライアントのメッセージをデザインに落とし込めるか」「どうしたら市場のニーズを捉えられるか」といった切り口でデザイナーに必要な能力を育成しています。
グラフィックデザイン専門学校の多くは2年制。ゼロからのスタートでも、2年後にはプロのデザイナーとして仕事ができるようになることが目標です。
グラフィックデザイン専門学校では、基本となる平面デザイン力に加え、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、経営学、マーケティング論、関連法規などを学習。また、一眼レフカメラの使い方、Web、動画の制作など、即戦力になるスキル・技術を身に付けることを目標としています。
グラフィックデザイン専門学校の種類
グラフィックデザイン専門学校では、企業の需要に応えられるように様々なカリキュラムが充実。なお、多くのグラフィックデザイン専門学校は2年制を取り入れていますが、より高いレベルのスキルを養うため、3~4年制を設置している学校もあります。
2年制 | 3・4年制 | |
---|---|---|
学習内容 | 1年次:教養基礎 2年次:卒業制作 |
1年次:教養基礎 2年次:専門基礎科目 3年次:デザインスキル (4年次:卒業制作) |
卒業時に 得られる称号 |
専門士 | 高度専門士 |
メリット | 短期間でのスキル習得が可能 早く働きたい人におすすめ 実践的な授業が豊富 学費が抑えられる |
基礎から時間をかけて学ぶことができる 高度専門士は給与が高くなりやすい |
デメリット | 短期集中型の授業についていくため勉強がハード | 2年制と比較し、授業料が高額になる |
※学習内容に関しては、学校によって異なる可能性があります。
昼間部と夜間部
グラフィックデザイン専門学校には、昼間部と夜間部を設置している学校もあります。昼間部は他分野の専門学校と同様に、高校などを卒業後に入学する学生が多いのに対し、夜間部は社会人が多数。なお、夜間部では、入学時ですでにデザインソフトの基本的な操作スキルを習得している人もいます。
昼間部 | 夜間部 | |
---|---|---|
学生の層 | 10代の学生が多い | 社会人も多く、幅広い年齢層 |
カリキュラム | 基礎から実践に至るまでの豊富なカリキュラム | 必要最小限のカリキュラム |
メリット | 学習に集中しやすい生活環境が整えられる より体系的でトータルな学習が可能 |
働きながら学ぶことができる 様々な年代・経歴の人が集まるため、刺激を得ることでモチベーションに繫がりやすい |
デメリット | 夜間部に通学する場合と比較すると、収入源が限られやすい | 昼間部にある学科が受講できない場合がある |
※これらの比較は、学校によって異なる可能性があります。
グラフィックデザイン専門学校の勉強内容

グラフィックデザイン専門学校の1年次では、デッサン、構成力、色彩力、デザインソフトの使い方など、基礎力を身に付けます。デザイナーとしての感性・発想力を磨くことを目的に、早くからゼミ・グループワークを取り入れている学校も。
また専門性の高いスキルを身に付けるため、多くの学校では2年次から各々専攻に進みます。この「専攻」は、広告、編集、パッケージ、イラストレーション、インテリアデザイン、キャラクターデザイン、Web、電子書籍、映像など、学校によって様々です。
その他にも「色彩能力検定」「クリエイター能力認定試験」「ウェブデザイン技能検定」「インテリアコーディネーター」などの資格取得に向けた勉強も行います。
グラフィックデザイン専門学校には、文部科学大臣が認定する「職業実践専門課程」がある学校も存在。職業実践専門課程とは、企業などと連携しながら、職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成するために教育に取り組んでいる学科のことです。
認定学科になっている場合、現場のニーズを強く反映したカリキュラムで学びながら、企業と連携した実習を経験することで、社会人としての心構えを習得することができます。
グラフィックデザイン専門学校の偏差値
グラフィックデザイン専門学校の入学試験では、偏差値を基準に試験を実施している学校は多くありません。学力よりも、職業を志す目的意識・人間性が非常に重視されるからです。
ほとんどの学校で面接試験を行っており、調査書・志望理由書・面接試験から、「学校の特色・教育理念と合致するか」「やる気はどれくらいか」といった点を評価するため、気になる学校の公式サイト、学校資料、オープンキャンパスなどで、くまなく情報を得ながら、自分の目標、夢を具体的にしていくことが受験対策になります。
グラフィックデザイン専門学校の学費とその他費用
グラフィックデザイン専門学校の学費は、入学金と初年度の授業料のみでも130万円程度が必要。さらに通う年数によって、その分の授業料が加算されます。
また、少人数制での指導を重視していたり、学生個々に専用の作業スペースを設けていたりする学校では、相場より学費が高い傾向に。授業料以外には、パソコン代、パソコンソフトウェア料金、ライセンス使用料などが必要な場合もあります。
高額のため、まとまった学費を用意するのは難しい人もいるでしょう。しかし「高等教育の修学支援新制度」の対象校の場合、学ぶ意欲と世帯収入によっては入学金・授業料が減免されることも。独自に学内給付金を用意している学校もあります。
気になる方は、自分が希望するグラフィックデザイン専門学校のホームページなどで確認すると良いでしょう。
グラフィックデザイン専門学校の就職率と就職先

グラフィックデザイン専門学校では、キャリアカウンセリング、就職のためのガイダンス、学校主催の企業説明会、さらにはポートフォリオ作成のフォロー、模擬面接の実施など、就職サポート体制を整えています。就職支援に力を入れており、80~90%の高い就職率を維持している学校は少なくありません。
なお、グラフィックデザイン専門学校の主な就職先は、出版社、デザイン事務所、制作会社、Web関連会社など。2年制を卒業しても就職することは十分に可能ですが、3~4年制を卒業した方が有名企業に就職できる確率は高まります。
デザイナーには実力が求められるため、就職後すぐに「デザイナー」のポジションに就けることはあまりありません。一般的に、グラフィックデザイナーの指示にしたがって制作をするオペレーター職などで入社し、キャリアアップを目指す方がほとんどです。
グラフィックデザイン専門学校の受験
グラフィックデザイン専門学校の主な入試方法は、「一般入試」「推薦入試」「AO入試」「社会人入試」などが挙げられます。
対象者 | 試験科目 | |
---|---|---|
一般入試 | 高校卒業・卒業見込み 高卒認定試験合格者 |
書類選考、面接 |
推薦入試 | 高校卒業見込みで学校の推薦を受けた方 | 書類審査、面接 |
AO入試 | 高校卒業・卒業見込み 高卒認定試験合格者 |
エントリーシート、書類審査、面接 |
社会人入試 | 高校卒業、高卒認定試験合格者 | 書類審査、面接など |
グラフィックデザイン専門学校では、AO入試を実施する学校が増えています。
AO入試では、出願前に出願の意思表示をする「AOエントリー」をしなければならないことをしっかりと理解しておきましょう。エントリーの受け付けは、高校3年生の6月あたりに開始されます。
なかには、エントリーするためにオープンキャンパスへの参加を条件にしている学校も。早い時期から学校の情報収集が欠かせません。スケジュール感をつかんでおくことが重要です。
気になる学校があったら、受験の機会を逃さないために、どういった入試を行っているかもチェックしましょう。
グラフィックデザイン専門学校の選び方
グラフィックデザイン専門学校を選ぶ際、まずはパンフレットなどの資料を取り寄せて、在学年数、カリキュラム、希望する職種の学科・コース、学費などを確認しましょう。
さらに各学校のホームページには、さらに細かい情報が掲載されていることも多いため、上手く活用して詳細な情報を集めることが大切です。在学生・卒業生のインタビュー記事があれば、学校の魅力・カリキュラムの充実度、就職実績などを知ることができます。
また多くの場合が、2~3年間は通うことになるため、学校内の雰囲気が自分に合っているかどうかも大切です。学校見学・オープンキャンパスを設けている学校も多いので、機会があれば積極的に参加しましょう。
グラフィックデザイン専門学校の探し方
グラフィックデザイン専門学校を探す際、学生であれば、学校で得られる情報は貴重です。まずは進路担当の先生に相談してみましょう。
グラフィックデザイン専門学校への進学実績がある場合、その先輩を紹介してもらうのもおすすめ。公式ホームページ・パンフレットからは分からない、学校の様子、受験の情報も得ることができます。
また様々な専門学校を紹介しているポータルサイト・ガイド本は、地域を限定したり、キーワードから学校を探したりすることが可能です。気になる学校が数校見つかったら、カリキュラム、施設の充実度、取得できる資格、就職サポートなどで比較すると良いでしょう。
グラフィックデザイン専門学校を探すなら「ホームメイト・リサーチ」で検索する
施設検索「ホームメイト・リサーチ」のスタディピアでも、以下のような検索方法で「グラフィックデザイン専門学校」の情報を得ることが可能。検索方法は、以下の6種類です。
- 地域別に検索
- 施設名を入力して検索
- 地図から検索
- 口コミから検索
- 写真(動画)から検索
- カテゴリから検索
※モバイル端末では現在地から検索もあります
なお、おすすめの検索方法は「カテゴリ検索」です。「スタディピア」のトップページから、「グラフィックデザイン専門学校」を選択すると、全国のグラフィックデザイン専門学校を簡単に探すことができます。
まとめ
グラフィックデザイン専門学校についてお伝えしました。グラフィックデザイナーの活躍できる場は広がっており、多くの方が職業としてのやりがい、面白さを感じています。
また、将来は企業に属するだけでなく、転職・独立をして自分自身でキャリアを築きたいと考える方も多数。自分の目標とマッチする学校に出会うためには、様々な視点から情報を集めることが大切です。
学校が発信する公式サイト、オープンキャンパス、ポータルサイトなどを活用し、自分に合ったグラフィックデザイン専門学校を見つけましょう。
専門学校の基本情報・知識
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