専門学校情報

専門学校に通うメリット／ホームメイト

専門学校は、専修学校のうち、専門課程を設置している学校のことです。自分の目指す職業に必要な技術や知識を学んだり、資格取得を目指したりすることができます。文部科学省の調べでは、専門学校は、全国に約2,700校あり、毎年多くの人達が入学。なお、専門学校は、大学と同じく「高等教育機関」であり、一定の条件を満たすことで、卒業後、大学院へ進学したり、大学へ編入したりすることも可能です。また、社会人を受け入れている学校も多く、転職やキャリア形成を図ることもできます。専門学校に通うメリット、デメリットについて解説するとともに、専門学校に向いている人などをご紹介しましょう。

専門学校のメリット・デメリットを解説

専門学校は、特定の職業に必要なスキルを習得し、実践的な経験を積むことができる場所です。修業年限は、2年制である学科が最も多い傾向ですが、教育内容によっては1～4年制など様々な学科があります。以下、専門学校に通う上での主なメリット、デメリットをご紹介しましょう。

専門学校のメリット

①資格を取得できる

専門学校では、資格取得を目標にしたカリキュラムや支援制度を設けており、効率的に資格取得を目指すことができます。

また、修業年限も短いため、短期間で資格を取得することが可能です。資格があれば就職先の選択肢が広がり、転職やキャリアアップの際に有利になります。

②実習があるため、実務的な内容を学べる

専門学校は、座学だけでなく、実習なども重視。実際に現場で使用されている設備を導入している場合も多く、現役のプロと同じ環境で、技術を学ぶことが可能です。

③卒業後の就職に強い

専門学校では、現場で即戦力となる人材を育成するため、現役のプロが講師をしていることがほとんど。豊富な経験と知識を学べるだけでなく、企業に関する情報や求められている人物像などを教えてもらえる場合もあります。

また、専門学校では、卒業生が所属している企業とのつながりが強く、なかには業界特有の求人が来ることもあり、就職の際に有利なことも。その他、履歴書の書き方、マナー、業界に関する説明会といった就職へのサポートが手厚いことも専門学校に通うメリットと言えます。

専門学校のデメリット

①入学後は他の選択肢を選びづらい

専門学校は、専門分野について学ぶ学校のため、入学後、進路変更をしにくいことがデメリットとして挙げられます。在学中に興味や目標が変わってしまった場合には、他の学校を選び直さなければならないことには注意しましょう。

②大学と比べると自由な時間が少ない

専門学校は、大学に比べて修業年限が短い分、年間のスケジュールが忙しく、自由な時間を取りにくい傾向です。休日数も少なく集中的に学ぶため、学業と並行してアルバイトしたり、部活やサークル活動を楽しんだりする時間を確保できない場合もあります。

専門学校はこんな人におすすめ

専門学校はどのような人におすすめか、具体的に見ていきましょう。

①特定の職業に就きたい人

専門学校は、各分野に特化したカリキュラムが用意されているため、目指したい職業が明確な人におすすめです。実践的な経験を積む機会も豊富な上、業界で活躍している講師から直接指導を受けることで、求められるスキルについての理解を深めることができます。

②短期間でスキルを習得したい人

専門学校は、特定分野の知識やスキルを効率的に学べるだけでなく、実際の業務に近い形で学ぶことができるため、就職後は即戦力として働くことが可能です。

短期間で資格を取得したい人はもちろん、卒業後すぐに活躍したい人にとって、専門学校は理想的な選択肢と言えます。

③転職やキャリアチェンジを考えている人

異なる分野への転職を考えている人にとって、専門学校は新たなスキルを習得するための場所です。基礎から学べるカリキュラムが充実しているため、未経験の業界にチャレンジしたい場合にも、役に立ちます。

まとめ

専門学校に通うメリットをお伝えしました。専門学校は、特定の分野に特化しているため、将来就きたい職業や目指している資格が明確な人にはおすすめの学校と言えます。一方、入学してからの進路変更は難しく、自由な時間を確保しにくいデメリットも。そのため、自分が専門学校に向いているかどうかを考え、後悔しない選択をしましょう。