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衣料管理士/ホームメイト

「衣料管理士(TA:Textiles Advisor)」と「繊維製品品質管理士(TES:Textiles Evaluation Specialist)」は、制度の目的や資格要件は同じですが、衣料管理士は、大学(短大)教育によって知識・技術をさずけるもので大学生対象の資格です。一方、繊維製品品質管理士は、日本衣料管理協会の試験によって実践的能力をためす業界人対象の資格です。

衣料管理士になるためには、大学(短大)で所定のカリキュラムを履修し、「衣料管理士資格認定試験」に合格しなければなりません。

ここでは、「衣料管理士」に関する情報をご紹介します。

衣料管理士資格の取得

衣料管理士になるための方法、及び仕事の概要をご説明します。

衣料管理士になるまで

「衣料管理士」の資格は、日本衣料管理協会が認定した大学(短大)で、「材料」「加工・整理」「企画・設計・生産」「流通・消費」「環境」の5つの専門分野について勉強し、所定の単位を履修すると「衣料管理士資格認定試験」が受験でき、合格すると取得できます。

「衣料管理士」には、“1級"と“2級"があり、1級は大学で43単位以上、2級は短期大学で28単位以上の科目の履修が必要となります。

また、アパレル業界などですでに従事しながら一般受験をされている方も多数います。

衣料管理士取得者が繊維製品品質管理士試験を受けるときには、繊維製品品質管理士試験科目5科目のうち、「繊維に関する一般知識」の科目が免除されて試験合格と同じ扱いとなります。また、資格要件では、両者は実態的につながりがありますので、衣料管理士取得のために大学(短大)で学んだことが繊維製品品質管理士受験に有利となります。

衣料管理士の仕事・職場

アパレル、インテリア、雑貨など、ファッション製品にかかわる専門家である「衣料管理士(TA:Textiles Advisor)」は、繊維製品の企画・設計、販売、品質保証、消費者対応など、企業と消費者間のパイプ役を果たすプロフェッショナルです。

衣料管理士の職場には、百貨店、専門店、通信販売会社、アパレルメーカー、素材産業、染色加工産業、クリーニング店などの民間企業。国民生活センター・消費者センターなどの行政機関、消費科学研究所・消費経済研究所などの検査機関など幅広い業種で活躍することができます。また、アパレル業界や繊維業界で働く場合、昇給や昇進の基準として有利になります。

関連する資格

衣料管理士資格認定試験の概要

衣料管理士の資格を取得するには、社団法人 日本衣料管理協会が行なう「衣料管理士資格認定試験」を受験し、合格しなければなりません。

受験資格

大学(短大)で所定のカリキュラムを履修し、単位を取得する必要があります。

願書申込受付

9月上~中旬頃

試験日・合格発表

試験日
10月の2日間
合格発表
翌年の3月

試験会場

東京 社団法人日本衣料管理協会 会議室

試験科目

1級・2級には、それぞれ「一般試験」と「専門試験」の2つに分かれ、協会の正会員で指定の大学を卒業するか、指定の科目を履修すれば免除申請ができます。

一括受験でも、取りだめ方式で1科目ずつ受験することも可能です。また、合格科目は5年有効で、全科目に合格すると資格を取得することができます。

1級

一般試験
  1. 消費科学Ⅰ
  2. 論文
専門試験
  1. 衣料学Ⅰ
  2. 衣料学実験Ⅰ
  3. 衣料試験法Ⅰ
  4. 被服構成学Ⅰ
  5. 被服デザインⅠ
  6. 被服衛生学Ⅰ
  7. 被服整理学Ⅰ
  8. 染色加工学実験Ⅰ
  9. 染色加工学Ⅰ

2級

一般試験
  1. 消費科学Ⅱ
  2. 論文
専門試験
  1. 衣料学Ⅱ
  2. 衣料学実験Ⅱ
  3. 衣料試験法Ⅱ
  4. 被服構成学Ⅱ
  5. 被服デザインⅡ
  6. 被服衛生学Ⅱ
  7. 被服整理学Ⅱ
  8. 染色加工学Ⅱ

受験料・認定料

受験料1科目
5,250円(1級資格を取得するには11科目で57,750円、2級は10科目で52,500円)
認定料(合格者のみ)
1級9,450円、2級7,350円

申込方法

所定の振替用紙で受験料を郵便振替で納付し、その証明書を受験願書に貼付けて、社団法人 日本衣料管理協会に郵送します。受験者により、申請に必要な添付書類が異なりますので協会に確認して下さい。

合格率

衣料管理士試験の合格率は、大学学内試験は80~90%、一般試験は20~30%となっています。

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